Little Song,Tiny Song

〜友を信じる優しい声が 遠く遠く君の元へ届きますよう〜
<< 鞄の中身はなんだろな? | main | 「truth君」 >>
眠れぬ真珠 / 石田 衣良
0
    眠れぬ真珠 (新潮文庫)
    眠れぬ真珠 (新潮文庫)
    石田 衣良
    JUGEMテーマ:読書

    最近、チョイスする作家さんが固まってきたなぁ・・・。
    そんな状態、ちょっとヤダと思っているのに、また凝り固まってるし(苦笑)
    この本と一緒に購入したのも、前に読んだことのある作家さんだしなぁ・・・。
    って、そっちはまだそれで2冊目だから、いっか。




    秋?初冬?に大人な恋愛小説じゃなくて、キュンとくるような恋愛小説が読みたい、と
    呟いていたくせに、完全なる大人な恋愛小説ですよ(苦笑)

    なんかねぇ、文庫の表紙が流星の絆的というかBeautiful Days的なの(爆)
    ↑決して選んだ理由はそこじゃないけど

    話としては、主人公は45歳の版画家、咲世子。
    バツイチで、今は不倫関係にあるギャラリーの雇われオーナーの三宅という相手がいる。
    そんな咲世子が、映像作家で、今は訳あって咲世子の住む逗子のカフェで店員として
    働いている17歳年下の素樹に出会い、惹かれていく。

    父親の残した家に愛犬と住み、仕事の面も安定している咲世子の生活振りは、端から
    見たら優雅ではある。
    周囲の人との交流が最小限なのは、一見淋しげではあるけれど、本人はそんなことを
    感じているふうでもないし、むしろその生活を楽しんでる感じすらある。

    けれど、更年期障害によるホットフラッシュと幻覚などに悩まされ、素樹との付き合いも
    年齢差などからくる立場の違いから身を引こうとする。
    素樹との関係は、もう少しわがまま言ってもいいのに、と思うぐらい。

    で、解説で小池真理子さんが男性である著者がここまで女性目線で更年期のことも
    踏まえた上で書ける筆力を褒めている。
    私は更年期、という年齢ではない(という書き方すると語弊があるか?正確には、
    なってない、と言うのが正解・・・?)けど、知り合いに数年悩まされている人がいて、
    話には聞いていたので、小池さん同様その描写と機微に、取材力のなせるワザなのかなぁ、と。
    でも、解説にあったけれど、著者に「女の眼」があるからなのかな、と。

    真珠とダイヤモンドの対比というか、見解もこれまた面白かったなぁ。


    本筋とはあまり関係がないのだけれど、版画というものを通し表現をしている咲世子が
    作品の意味を素樹に問われ、言葉に詰まる場面の表現がすごい印象的。
    何かを感じたから手を動かしただけで、頭で分かる意味は遅れてくるものだ、って
    感じのことを語らせたあとこう書いてる。
    表現をこととする人間は、頭など悪くてもいいのだ。というよりは積極的な意味で、頭が悪い方がいいとさえ思う。
    決して私自身が何かを表現する人だとは思ってはないけど、その感覚は何となく
    日々の生活でも感じるところがあって、分かる気もするし、なんだか、誰かさん達に
    通じるところがある表現だなぁ、と(苦笑)←行き着くところはそこですか?
    読書 19:01 comments(0)
    スポンサーサイト
    0
      - 19:01 -
      COMMENT









      CALENDAR
      S M T W T F S
           12
      3456789
      10111213141516
      17181920212223
      24252627282930
      << June 2018 >>
      Twitter
      SELECTED ENTRIES
      CATEGORIES
      ARCHIVES
      RECENT COMMENT
      読書メーター
      ヒロの最近読んだ本
      RECOMMEND
      RECOMMEND
      RECOMMEND
      RECOMMEND
      RECOMMEND
      RECOMMEND
      RECOMMEND
      RECOMMEND
      MOBILE
      qrcode
      LINKS
      メールフォーム
      PROFILE


      SPONSORED LINKS